ギャラリーカフェ ふゆめ堂

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こんにちは、メリッサです!

今回は少し毛色の違うお話です。お気に入りのカフェ「ふゆめ堂」を紹介します。

私が住んでいる地方からほぼ県を横断して行くような形ですが、 車で2時間ほどのドライブで着きます。周りは商業地ではなく住宅地で、団地や公園がある静かな環境です。道沿いに目立つ看板が出ているわけではないので、見落とさないよう注意が必要(私は何度か通り過ぎてしまったことがあります…)。

店内は奥行きがあり、手作り感にあふれています。真ん中にキッチン、それを囲んでカウンター席が6席ほど。その手前、お店に入ってすぐのスペースはギャラリーになっていて、定期的に内容の異なる展示を楽しめます。カウンターの向こう側にはテーブル席が4席ほどあり、グループのお客様もくつろげるようになっています。

…が、おススメはカウンターです!というのも、教師を退職されたマスターご夫婦のお人柄が最高なんです。豊かな人生経験、広い趣味や交友関係など話題が尽きることはなく、時間を忘れてのんびりできます。お昼どきはご夫婦の息の合った連携プレーも見られます。

すごいと思うのは、お客様の情報をよく覚えていらっしゃること。常連のお客さんが多いようですが、お客さん同士を「この方はね…」と自然に紹介してくれるので、そこで親しくなれてしまいます。お客さん同士の仲がいいなんて素敵だと思いませんか?

メニューにあるフードやスイーツは手作り。品数は多くありませんが、研究熱心なマスターのこだわりが感じられる仕上がりでどれもとてもおいしいです。コーヒーもスクールに通って勉強されています。カップや食器も遊び心にあふれ、趣があります。

お菓子は手作り。そのお皿も、カップが乗っているコースターもマスターの手作りです

このカフェで一番好きなところは、「どんな人でも受け入れてくれる」と感じられるところです。私はどうしても自分がそこに存在していることに違和感を感じてしまいます。私がいたら邪魔だろうな、とか思ってしまうのです。でも、ここではどんなに長い時間お邪魔していてもそのような感覚になったことがありません。

ふゆめ堂はギャラリーカフェなので、アーティストらしい、個性的なお客さんが多いと私は思っているのですが、マスターご夫婦がどのお客さんとも親しく、楽しそうにお話をされるのを見るととても温かい気持ちになります。

カウンターとテーブル席両方あるので、距離感がちょうどいいと感じます。窓際の席には1人でゆっくり本を読んでくつろいでいる方がいて、カウンターでは常連のお客さんとマスターご夫婦の話に花が咲き、ギャラリーで展示作品に見入っている方も…と、それぞれ同じ空間で全く邪魔にならず、自然に溶け合っている。その空気感がとても心地いいんです。映画や小説の中の世界みたいだな、と思うこともあります。自分の中であの空気感を昇華できたら、いずれ作品にしてみたいです。

そして、犬好きの私にはたまらないポイントが!なんと真路ちゃんというかわいい看板犬がいます!もう高齢なので、できるだけ一緒に過ごしたいというマスターのご意向で、ランチを過ぎるとお店に連れられて来ます。とてもおとなしく、キッチンの入り口付近でじっとマスターを見ている真路ちゃん。お客さんにも愛されています。

どんな人でも受け入れて包み込む。日々の喧騒を忘れて穏やかな時間が過ごせる。
後ろ髪を引かれつつお店を出てすぐ、今度はいつ来ようかな、と考え始めているようなそんな素敵なカフェです。

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