ポルノグラフィティ 「テーマソング」感想

ポルノグラフィティ

こんにちは、メリッサです!

ポルノグラフィティデビュー22周年おめでとうございます!

飽きっぽい私が、デビューからずっとファンでいられるなんて…ポルノグラフィティと同じ時を生きていることが本当に嬉しいです。

その彼らがデビュー日9月8日に先行配信した新曲「テーマソング
今回はその感想です。

ポルノグラフィティ2年2か月ぶりの新曲は、応援歌だ。宇宙一早くオンエアされたCafe in 11で「未来の晴一」が曲紹介をした。応援歌は苦手だ、と言いながら。

応援歌が苦手だったと言う晴一が届けてくれた詩に、この20年以上私はどれほど助けられてきただろう。それこそデビュー曲「アポロ」から始まり、どの曲も私の応援歌だったし、今だってそうだ。その晴一が書いた「応援歌」には期待しかなかった。

地方住みのため、リアルタイムでカフェイレが聴けない私が「テーマソング」を聴くには9月8日の配信を待たなければならなかったが、その分増した期待感を晴一は、ポルノグラフィティは裏切らなかった。

聴きながら感じた第一印象は、爽やかで伸びやかな曲、だった。

短いドラムマーチ(ブラスバンド部だった私は結構好き)に続き、次のように「テーマソング」は幕を開ける。

「ほら 見上げれば空があって 泣きたくなるほどの青さ
 ほら 雲のような白いスニーカーで 高く高く登ってゆけ」

ここで綺麗に伸びる昭仁の声に、早くも私の涙腺は負けてしまった。昭仁が曲を作り、晴一が詩を書いたその歌を昭仁の声で聴けることが嬉しくてたまらなくて。

ここから始まる4分の物語。その主人公には親近感しか覚えない。

Aメロにはこう歌われる。

「立っているこの場から半径3mより外は いつもにぎやかで妙に焦るんだfeel bad」

わかるなぁ、この感覚。「半径3m」という絶妙な距離感。私にも、世界はこんな風に見えている。私の周りから少し離れた所ではいつもみんな楽しそうで。私はそこに加わることができない。加わりたいのかと訊かれればそれも分からないままに、ただ立ち尽くしている。

そんな私を励ますように、サビの歌詞が聞こえてくる。

「壮大なテーマソング 流れりゃその気にもなるかな
 耳に届く音はいつも 不安な鼓動のドラムだけ
 フレーフレーこの私よ そしてフレー私みたいな人
 ともに行こう 拳あげて 誰のためでもないThis is all my life」

この曲の主人公が、「私みたいな人」と言ってくれる。「ともに行こう」と手を取ってくれる。

Bメロに入ると、主人公と私の共通点がさらに浮き彫りになった。

「ただ自分らしくあれば それが何より大切」
 などと思えてない私 何より厄介な存在
 気がつけば 口癖が 自分を縛る呪いみたいで
 嘘でもいい I can do it I can do it 言い切ってしまおう

ここで描かれる主人公の姿は、私そのものだ。
そして、不思議なことに教会で教わっている内容でもある。

時々、こうして教会で教わっていることと晴一の詩がリンクすることがある。本当に不思議だ。でも、それがあるからこそ、私はポルノグラフィティの音楽は神様が私にくださった特別なものだと信じている。

そして、晴一が問いかけてくる。

その胸は震えてるか?」と。

一瞬胸を突かれて、答えを探そうとして、その一方で、曲はラストに向けて疾走する。

「壮大なテーマソング」という詩に呼応するようなオーケストラと、それに負けない昭仁の強い声。
たとえ今、胸が震えていなくてもいい。ほら、空を見上げて。と言われているようで、私は聴きながらいつも泣いてしまう。そして空を見上げる。青い空の下、両手をいっぱいに広げて、「テーマソング」を歌いたいと思う。

この曲のdocument movieがYou Tubeで公開されている。ラストにはこのフレーズが映し出される。

A theme song for all.

以前、晴一が書く歌詞は「人を否定しない」と書いたが、「テーマソング」でもそれは遺憾なく発揮されている。こんな時だからこそ、多くの人に聴いてもらいたい。もし涙が流れるとしたら、それはとても温かいだろう応援歌でありながら、聴く人の心を優しく包んでくれる、「テーマソング」はそういう曲だ。

「フレフレーこの私よ」と言いながら、私も胸が震えるような何かを見つけたい。

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