私は広島生まれだ。
と言っても本当に生まれただけで、その後すぐ母は東京に戻ったので、出身とは言えない。
でも、やはり広島と聞くと愛着がわく。
私の大好きな人たち、ポルノグラフィティは紛れもなく広島県因島出身。
その二人が、NHKの被爆80周年プロジェクト「わたしが、つなぐ」のテーマソングを担当することになり、去る3月21日、NHK広島局のニュース内で初公開された。
私は翌22日、NHKのYouTubeで「言伝」を聴いた。
被爆して焼け野原になった広島の地を走る一番電車。色のないその世界と、今の広島の風景が交錯する。
それを目にしたら胸がいっぱいになり、涙となってあふれてきた。
あの一番電車に乗っていた人たちは、どんな思いでいたのだろう。
原爆投下後わずか3日で電車を走らせた人たちには、どんな思いがあったのだろう。
そして、広島の街が今の姿になるまで、どれだけの思いが重なってきたのだろう。
そして後半には、今も続く戦禍が。
人はいつ、争うことのむなしさに気づくのだろう。
それまでに、どれだけの命が失われなくてはならないのだろう。
私を人生の半分以上支えてくれているポルノグラフィティの「言伝」は、それでも前を向ける力を与えてくれる。
今はまだそこに向かう途中でも、確かに希望はあるのだと。
昭仁さんが言っていたように、全人類に届いてほしい曲だ。
晴一さんが言ったように、怒りではなく祈りに向かう曲だ。
ポルノグラフィティがこのプロジェクトに参加してくれて本当によかった。
この曲を生み出してくれてよかった。
明日が来る
それがいつも、笑顔をもたらすものでありますように。