こんにちは、メリッサです!
相変わらずヒロアカ熱が収まらないので、さらに書いていこうと思います。
ヒロアカ熱が醒めない。
基本的に何においても熱しやすく冷めやすい私にとって、珍しいことだ。
それは何故なのかちょっと考えてみる。
ストーリーはジャンプ漫画の王道。
もちろん登場人物、特に主人公に感情移入したから、ということもある(前記事‘ヒロアカとTHE DAY考察‘をご覧いただきたい)。
当初は苦手だった絵も、だんだん好きになってきた。
1番大きい要因は、セリフや言葉にあるのではないかと思う。
“THE DAY”との考察でも書いた通り、私は今期のアニメからこの作品に入った。かなり遅いスタートだ。
正直、すでに25巻もある原作を読むかどうかは迷っていた。
だから、試しにとりあえず、軽い気持ちで無料サービスの1話目を読んでみたのだ。
まさか泣くとは思わなかった。
漫画を読んで泣いたのは、ONE PIECEでエースが死んでしまったときだけだった私が、ヒロアカ1話目でボロボロ泣いてしまった。
「君はヒーローになれる」
たった、この一言だけで、私は出久と同じように泣いていた。
それまでの彼が、自分と同じに見えたから、この言葉が彼にとってどんなに大きいものか、どんなに救いになったか、私にはそれがわかってとにかく泣けた。
この一言が、彼の存在を支えるすべてになった。
忘れることのない、彼の芯、核となってどんな困難にあっても、彼を支え続ける。
同時に、これは出久だけではなく、オールマイトにとっても希望となる言葉なのだと思う。
第1話の時点ですでにオールマイトは大怪我を負っており、1日に3時間程度のヒーロー活動しかできない身体で、それでも失われてはならない「平和の象徴」として闘い続けている。
その彼が「ゴールだと思った」戦いを終え、ヒーローとしての能力を完全に失ってしまった後、出久に言う。
「でも君がいた」
「君が…小心者で無個性だった君が私に…応えてくれる日々が!」
「その日々が私に生きろと囁いてくれた」
「君が変えてくれた」
「私は生きる」
「運命などこの腕で好きな形にねじ曲げてやるさ!」
私は何回ヒロアカで泣くんだと思うくらいだけれど、ここでも泣いてしまった。
「君はヒーローになれる」
この言葉は、告げられた出久だけではなく、伝えたオールマイト本人をも確かに支えているのだ。生きる力になっているのだ。
あなたにとって、そういう言葉はあるだろうか。
私にとっては?
私はいつも、ライヴで昭仁が言ってくれるあの言葉だと思う。
「君たちは最高だ!」
「だから胸張って行け!自信持って行け!」
全力で歌い、跳び、私たちに負けない熱量をぶつけてくれながら、上がった息で、いつも昭仁はそう叫ぶ。
刺さるような真剣な眼差しで。
この言葉は、私にとっての「君はヒーローになれる」だ。
私を支えてくれる、「誰かに言ってほしかった」言葉だ。
憧れの人が、心からそう言ってくれている。
私は自己肯定感がとてつもなく低いので、誰かに肯定することを言われてもまず信じられない。自分がそう思えない。
でも、昭仁のこの言葉は衝撃だった。
本気で言ってくれているのだと、私の自己肯定感なんて関係なく、真っすぐ心に突き刺さってきた。
晴一も言ってくれている。
「一雫」という曲の中で。
ポルノグラフィティが進む道の先に、私もいていい、と。
そこで待っていて、と。
私がいることを喜んでくれる人がいる。
それも、大好きなポルノグラフィティが。晴一と昭仁が。
あぁ、そうか。だから余計に出久くんの気持ちがわかるのか。
大好きな人が自分を肯定してくれる、それがどれほどの力になるのか。
私はまだまだ出久くんのように強くはなれないけれど。
それでも私にはわかる。
本当にいい作品に出会えたと感謝の気持ちでしかない。
まだまだ熱は醒めないだろう。
無個性で小心者だった少年が、最高のヒーローになる道を見届けたい。
いい歳して漫画って…とか、「画風が違う」と思って、ヒロアカ沼に踏み込めないでいるなら、どうか一歩踏み出して第1話だけでも読んでみてほしい。
きっとあなたにも言ってくれる。
「君はヒーローになれる」と。
そして背中を押してくれる。
運命などねじ曲げて、生きる力を、前を向く力をくれる。
もう一度、自分を信じる力をくれる。
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