ポルノグラフィティREUNION 感想 会いたかった 聴きたかったREUNION

ポルノグラフィティ

こんにちは!メリッサです♪

昨年12月に開催されたポルノグラフィティ初の配信ライヴ、楽しかったぁ~
改めて自分がどんなにポルノグラフィティを好きか再認識しました。

今日はそのREUNIONについて語っていこうと思います!

新型コロナウィルスの感染が止まらない中、2020年12月4日、ポルノグラフィティは会場と配信のハイブリッド型という全く新しい形でのライヴを行ってくれた。
東京での感染者は拡大の一途を辿る中で、様々な思いや悩みがあっただろうと思う。
それでも決行してくれたポルノグラフィティのお二人、スタッフの皆さんには感謝でしかない。

私は配信での参加で、当日は教会があったため途中からの参戦。アーカイブで本格的な参戦となった。
これも、新しい形でのライヴの良さだと思う。

私もこれまで各地でのライヴに参戦してきた。その中で、最終の新幹線に乗るために途中で退出しなければならない方々を見てきた。
今後もライヴに配信という形が残るなら、今まで遠くて参戦できなかった人、時間の関係で最後まで楽しめず、消化不良だった人…そういう人たちも、もっとライヴを楽しめるだろう。

私は2015年のThe Dice are castツアーの八戸公演以来の参戦となる。
それ以降はずっとWOWOWの中継やDVDでライヴを観てきた。
だから、配信という形での参戦は正直少し不安だった。
そこに、「生で行われているLIVEに同じ時間に参戦している」感があるかどうかわからなかったから。

でも、それは杞憂だった。
間違いなく、「今」行われているLIVEの同じ空間、同じ時間を私は共有していた。

昭仁が、晴一がいる。
ステージの上で、「今」心から音楽を楽しそうに、私たちファンに届けようと全身で演奏してくれている。
LIVEができて嬉しいと、私たちファンに会えて嬉しいと、2人の表情が、声が、ギターが、全身が、そう言ってくれていた。

会場には、今までのLIVEでしてきたように声が出せなくても、昭仁と晴一に思いを伝えようと懸命に手を叩いている「私たち」ファン。
昭仁がMCで口にしたように、会場にいる方たちの気持ちが画面越しでも伝わってきた。
「一体になっている」と感じられた。

1曲目「アポロ」で昭仁は叫んだ。
「会いたかった」と。
晴一も、サポメンの皆さんも、スタッフの方々も。
会場のファンも、配信で参戦しているファンも、皆同じ思いだっただろう。

本当に会いたかった

2曲目の「オー!リバル」にして私はすでに泣いていた。
このLIVEで導入されていたARという舞台演出が素晴らしかった。
「オー!リバル」は1年3ヶ月前の東京ドームのアンコールで昭仁がサイに乗ってドーム中を回りながら歌った曲だ。
そのことを思い出させてくれる演出だった。
だからなのか、なぜか私は泣いていた。

昭仁は配信を意識してだろう、所々でカメラにしっかりと目線を合わせて歌ってくれる。
会場にいるファンは、声が出せない分、ソーシャルディスタンスを取っているためいつもより広く使えるスペースを十分に生かして手を振り、飛び上がっていた。
それを見て、昭仁が、晴一が笑う。本当に嬉しそうに。
配信用のARの演出と、会場の様子を同時に見られるなんて、なんて贅沢な配信なのだろう。

昭仁がMCで言った。
「声が出せんのよね…それでも気持ちは伝わってきている」と。
配信組の私でさえ、その言葉はとても嬉しかった。
ましてや会場の皆さんにとっては、どれほど嬉しい言葉だっただろう。
そして晴一が言ったように、このLIVEは思い出に残るLIVEになる。
私にとって”SWITCH”ツアーの青森公演が今でも深く心に刻まれているように。

REUNIONでは新旧織り交ぜた曲が演奏された。
ワンモアタイム、2012Sparkと続き、なんとリビドー!

初めてこの曲をCDで聴いたとき、なんて綺麗な声を出す人なんだろうと思った。
それから20年を経ても変わらない、それどころかますます力を増す昭仁の声。

一転してヴォイスを聴かせてくれる。
この曲にも私は支えられてきた。
「左胸の声を聞け」という歌詞に。

感情が薄いらしい私は、いつも「何となく」生きてきた。
ただ目の前にあることをこなすので精一杯。
将来こうなりたい、とか何をやりたい、とか思うことができずにここまで来てしまった。

でも、そんな私がたったひとつ自分で「良い」と思い、自分でファンクラブに入り、初めてLIVEに行った。
それがポルノグラフィティだ。

不思議なもので、この20年間、ポルノグラフィティはその時々に私に必要なものを届け続けてくれている。
晴一の詩、昭仁の詩。LIVEで語られるそれぞれの言葉。雑誌や会報で語られる言葉。ふとした時目にする二人の映像。

私の左胸は、ポルノグラフィティが、彼らの音楽が好きだと叫び続けている。
そしてその声が、私を生かしてくれている。
20年前、ポルノグラフィティの音楽に出会うことができるように導いてくださった神様には感謝しかない。

MCを挟んでバラード系の曲が続く。
シスター、ルーズ、カメレオン・レンズ、そして海月。
ここは映像が本当に美しかった。特に「海月」ではまるで水族館にいるような幻想的な空間で聴くことができた。
この素晴らしい演出をしてくださった方々に心から拍手を贈った。

その演出は次のMCを待って最高潮に達する。

晴一の言葉「拍手にも魂を込めれる」から始まった「アゲハ蝶」。

私は、このREUNIONのアゲハ蝶を忘れることはないだろう。

ステージ後方のモニターに映った日本地図。その至る所に、今回のTwitter企画に参加したファンのツイートやアイコンが表れる。そしてそのひとつひとつが、美しいアゲハ蝶へと姿を変えていく。
そうやって生まれた無数の蝶が、全国から飛び立って会場へと集まってくる。そして、会場が蝶で埋め尽くされた。その場で参戦しているファンの姿が見えなくなるくらいに。

私たちファンの思いを、ポルノグラフィティはなんて大切にしてくれるのだろう。
美しい光の蝶が舞う様子に涙が止まらなかった。

ポルノグラフィティのファンでよかった。
これからもずっとファンでいる。

会場と配信が本当に「一体」となったことをさらに感じながら、LIVEは盛り上がりを高めていく。
12月のLIVEらしく、「Hard Days, Holy Night」「VS」と続き、最後のMCへ。

昭仁は言う。
「1年3ヶ月も活動していない。普通なら見放してもおかしくない。それでもこうやって集まってくれて、チケットを買ってくれてありがとう」と。
そして「これからもよろしくね」と。

会場のファンも配信組のファンも、この日この時間を共有した誰もが聞きたかった言葉ではないだろうか。

「これからもよろしくね」
これからも、ポルノがいてくれる。
私たちに音楽を届けてくれる。
そのことが本当に嬉しい。

そして始まった「ハネウマライダー」
意表を突かれる昭仁と晴一の美しいアカペラ。2人がこのLIVEに込めた思いが伝わってきて、また泣けてしまった。
いつもは楽しく跳ね上がってタオルを回す曲。音楽とはいくつもの表情を見せてくれる。その一瞬一瞬を宝物にしてくれる。

本編を締めくくるのは「一雫」
「VS」のカップリング曲で、以前も紹介した通り私には泣けて仕方がない曲だ。
これを最後に持ってくるなんて、今回のセットリストは破壊力がすごい。LIVE途中で昭仁が読み上げたチャットに「セトリが神すぎる」とあったが、その通りだと思う。1年3ヶ月ぶりの、たった1日のこのREUNIONのために。

ただでさえ涙腺を刺激される曲なのに、この特別な機会に生で聴くことができ、もちろん泣いた。

「VS」のカップリングは昭仁が作詞作曲の「プリズム」と晴一が作ったこの「一雫」。どちらも私たちファンへの感謝が形となった曲だ。その曲の中で、「この旅路の果てで待ってて」と言われたら…ただ一緒に歩んでいくしかない。これからもずっと。

アンコールを求める恒例のコールもできない会場で拍手が鳴り響く中、すぐにメンバーが再登場し、アンコールへ。

昭仁は「この状況の中で気持ちが落ちてしまった人もいるかもしれない。でもこの再会でまた力強い一歩ができたらいい。1年3ヶ月待っててくれた皆さんに恩返しがしたい」と語り、新しい曲をプレゼントしてくれた。
「REUNION」
今日のLIVEと同じ名前を冠する曲は昭仁の言葉通りとても力強く、私たちに前を向き、また歩き出そうと訴えかけ、その力をくれる。

メンバー紹介を経て、昭仁と晴一から最後のMC。
晴一は「会いたいと思えばどうやってでも会える」と言ってくれた。この先もお互い会いたいと思えばどっかで会えるはず、と。

もうずっとLIVEに行けていなかった私にとって、何よりも嬉しい言葉だった。
去年の20周年LIVEをWOWOWで観て以来、ずっとLIVEに行きたかった。ポルノに会いたかった。

だから私は神様に祈った。「今年はポルノのLIVEに行けるようにしてください」と。
神様は祈りに応えてくださり、仕事で休みが取りにくい私でも参戦できるように、ハイブリッドという形のLIVEが開催されるようにしてくださった。本当に感謝だ。

さらに昭仁は、この場所を「ホーム」と言ってくれる。
私にとってもそれは同じだ。この世界のどこにも居場所がない、必要とされていないと感じていた私に、初めて安心していられる場所、自分を否定されずにいられる、と思える場所をポルノグラフィティがくれた。

そのポルノグラフィティが、私たちに会えたことをこんなにも嬉しいと言って喜んでくれている。そのことが私には嬉しくて仕方がない。

「ポルノグラフィティの全盛期はこれから」-
その昭仁の言葉を受けたラスト1曲。LIVEのラストと言えばやはり「ジレンマ」!!!

この時ばかりは正直会場にいたいと強く願わずにはいられなかった。音を全身で感じて跳びたい。何も考えず、ただポルノの2人に応えたい。何にも代えられない最高の時間を肌で感じたい…湧きあがる思いを感じながら、今回配信だけでなく敢えてハイブリッドという形を選んだメンバーの思いに触れた気がした。

そして本当にラスト、昭仁が口にするあの言葉。
私に生きていてもいいと思わせてくれる、あの言葉。
自信持っていけ。胸張っていけ

どんなにこの言葉が聞きたかっただろう。
自分を否定され、心が麻痺していくのを感じながらただ息をしているだけの毎日の中で。周囲のすべてに怯えていることに気づきさえしない毎日の中で。

ここなら私を受け入れてくれる、と唯一感じられる場所に戻ってこられてよかった。REUNIONできてよかった。

最後の生声でのメッセージは、昭仁も晴一も「会えて嬉しい」という同じ言葉だった。そして私たちに深々と頭を下げる姿。
声が出せるなら、私たちはいつもと同じように「ありがとう」と伝えていただろう。それができなくても、鳴りやまない拍手にその思いが込められている。会場からも、画面の向こうからも。

終了後に流れたエンドロールも素晴らしかった。
全国のファンから送られたツイートが次々と浮かぶ。そして、1人1人のアカウントが現れる。

私たちが会いたかった、ポルノグラフィティを必要としていたように、ポルノグラフィティの2人も、本当に私たちに会いたいと思ってくれていたんだ。このLIVEを、REUNIONできることを大切に思ってくれているんだ。こんなにも私たちを想ってくれているんだ―言葉にならない、言い尽くせない思いが形になっている。そう感じた。

私に文字通り生きる力をくれたポルノグラフィティ。
その2人がこんなにもREUNIONを喜んでくれるなら、私もまた生きていける。

次の再会こそ、満員のホールで!

後日、さらにポルノグラフィティからのプレゼントがあった。REUNIONーこれを合言葉に。

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