皆さんこんにちは!メリッサです。
ずいぶんご無沙汰してしまいました~。コロナ禍中は引かなかったのに、タチの悪い風邪を引いておりました。。。皆さまも体調にはお気をつけくださいね。
さて、私はラバッパーでありますが、密かにヅカオタでもありまして……心揺らすニュースについて書かずにはいられない!ということで、今日はタカラヅカネタです。
初めて宝塚の舞台を観たのは小学生の頃。
演目は宝塚の代名詞、ベルサイユのばらだった。
旧東京宝塚劇場の一番後ろの立見席で、オペラグラスもなしに身を乗り出して食い入るように観劇したのを覚えている。
マリー・アントワネットを演じられていた毬藻えりさんのあまりの美しさ。パンフレットのポートレイトを切り抜いて持ち歩くほど好きだった。
2度目の観劇は高校の修学旅行。本場宝塚大劇場で星組の「剣と恋と虹と/ジュビレーション!」だった。このショーは今でも見返すほどで、名作だと思っている。
受験や転校で宝塚が少し遠い時期もあったが、観劇したことでクラスメイトにも宝塚熱が高まり、ここからまた宝塚を観るようになった。……とはいえ、東京にいた小学校時代とは違い、住んでいたのは青森県。公演ビデオを細々と買い集める日々だった。
大学で東京に戻ると、宝塚1000days劇場で公演が行われるようになった。大学3~4年になり、授業よりもバイトを多く入れられる環境に助けられ、人生で一番観劇に時間とお金を費やした。
当時のトップさんはマミさん(真琴つばささん)、マリコさん(麻路さきさん)、ノルさん(稔幸さん)、ズンコさん(姿月あさとさん)……今でも当時の舞台を観たくなるほど大好きな人たちが活躍していた。
マリコさんのサヨナラ公演も、ノルさんのトップお披露目も、花總まりさんの「エリザベート」もこの宝塚1000days劇場で観た。
宙組誕生公演もだ。
その宝塚が、宙組が揺れている。
正直、報道されているような問題がない、と思ったことはない。
音楽学校の異常な厳しさ、劇団のスターシステム、女性ばかり集められ、外部とあまり接触のない環境……何が起こるかは推して知るべし、だろう。
もちろん、全部がそうではないだろう、とも思っている。
それこそ少年ジャンプの漫画よろしく、友情・努力・勝利で成り立っている組だってあるはずだ。宝塚ファンの端くれとしてはそう信じたい。
今も舞台に立ち続け、夢の世界を届けようと全力を尽くしている生徒さんがいる。
私もそのきらびやかな夢の世界に、生徒さんたちの笑顔に何度励まされ、力をもらってきただろう。
二度とこんな悲しく、痛ましい生徒さんが出ないように、劇団には誠実に対応してほしい。
何があったのか、全ての真実を明らかにしてほしい。
今いる生徒を守ることも必要だろう。しかし、命を絶ってしまった方は、もう何も言うことができない。その生徒さんが、どんな思いで自分に課せられたものと向き合い、全うしようとしていたのか、そこに寄り添ってほしいと思う。
例え、これまで積み上げてきたものがすべて地に堕ちてしまうとしても。
真実を尽くしてこそ、110年もの長きに亘って人々に愛されてきた舞台はまた新しい一歩を踏み出すことができるはず。