皆さんこんにちは!メリッサです。
また緊急事態宣言が出たり、延長になったりと落ち着かない毎日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私メリッサは、おかげさまで先日無事にモデルナワクチン二度目の接種が終わりました。
自分の備忘録としても、体験記を残しておこうと思います。
私は米軍基地で勤務しているので、米軍から供給されるモデルナワクチンを受けられることになった。軍にはありがちなことだが、決まったのは急なことだ。そして実際に連絡があるのは遅いときている。私よりも母が先にNHKニュースで知ったくらいだ。そう決まっても、実際に受けられるのはまだ先のことだろうと思っていた。
しかし意外に今回の動きは早く、人事課から正式にお知らせのメールが届いた2日後には接種日が設定されていた。また急な話だ。それによると、使用されるのは米軍供給のモデルナワクチンであり、そのため、万一副反応で重大な症状が出ても日本の保証は受けられないと書かれていた。
それを読んで、正直迷った。保証が受けられないのなら、基地で受けない人は多いかもしれない。先輩と話し、今回は見送ることにした。
接種日の前日、仕事でよく関わる日本人従業員の方と話す機会があり、接種するかどうか訊いてみると、見送ろうと思っていたが受けることにしたと言う。その理由は、米軍が日本国内の行動制限を解除したことにあった。
それまで米軍は、東京や大阪、沖縄など感染が広がっている地域への旅行を禁止していたのだが、緊急事態宣言中にもかかわらず、それが解除されていた。その途端、週末その方面に出かける兵隊が増えたことで、彼女は接種を受けることにしたそうだ。
私たちの職場も、彼女の仕事と同様に多くの兵隊と関わる。
さらに、神様が先輩に「このワクチンも祝福のひとつ」と語ってくださり、見送ってしまったことを反省し、次のチャンスがあったら受けることにした。
そのチャンスも思ったより早く訪れた。翌週の金曜日にまたメールが来て、7月27日の朝8時から12時の間に接種が受けられることになった。神様に感謝。
米軍の場合予約をする必要はないので、当日は7時半には職場を出て会場に向かう。希望者はほとんど一回目の接種日に受けたのではないかと思ったが、駐車場にはバスも来ていて、割と多くの日本人従業員が受けるようだった。
時間になると、米軍病院の方が申請書の確認を始めた。米軍で何かをするとき(例えば有給休暇を取るときも)、必ずついて回るのがこの申請書だ。日本のワクチン接種時の予診票と同じような質問が書かれており、あらかじめ記入して持参することになっていた。
その確認が終わると、会場内で名前の照合。係の兵隊が二人いて、それぞれチェックしてくれる。割とスムーズに終わり、いよいよ接種。
接種自体はびっくりするくらいあっという間に終わった。針が刺さった感じもなく、筋肉注射と覚悟していた痛みもない。ちょっと拍子抜けしながら15分の待機ゾーンへ。
先輩はここで待機している間に汗が出て、日本人の係員に念のため知らせた。すると、申請書をチェックしてくれた兵隊が来て、症状を訊くのと併せて「朝食はちゃんと食べてきたか」など確認し、通常の15分に加えてさらに15分待機しているように指示された。
待っている間も様子を訊きに来てくれて、アナフィラキシー反応ではないことがわかると帰ってもいいと許可が下りた。ちなみに私は、接種を受けた左腕が少し痺れる感覚があった程度だった。
私はこの日、もともと病院に行ってから職場に来る予定で半日休みを取っていた。けれどやはり副反応が気になり、先輩ともども1日休むことにした。
副反応が出始めたのは、その日の夕方頃のこと。左腕が痛くて上がらなくなった。私は本来左利きなので、無意識のうちに左腕で何かをすることが多い。その度に痛みが走り、不自由な思いをした。これから接種を受ける方には、利き腕には打たないことを勧める。
寝るときに横を向いて寝る方にも注意を促したい。私は右側を下にして寝るのだが、寝返りをして左が下になると痛くて目が覚めた。横向きで寝る方は、下にする側に打たない方がいい。
翌日は仕事に行ったが、午後になるとだるさを感じるようになった。熱っぽさもある。先輩も副反応が出ており、大事をとって次の日から週末にかけ2日間休むことにした。
腕の痛みはひどくなっていて、車を運転するのも一苦労。日頃は意識していないが、ハンドルを回すのにもそれなりに筋力を使うことに改めて気づいた。
そして私は食欲がなくなった。これは副反応情報では見かけない症状なので、ワクチンと関連があるのかはっきりしなかった。でも、それまでは普通にお腹が空いていたのに突然全く感じなくなったので、おそらく副反応だろうと考えている。
1度目の副反応で1番長く続いたのが、食欲減退だった。結局回復しないうちに2度目の接種を受けることになる。
2度目の接種は、当初の予定日よりも2日遅れの7月30日に行われた。遅れた理由は説明がなかったが、前回副反応で休みを取った人が多かったからではないかと思っている。今回は金曜日に設定することで、週末で回復できると見越しての策のように感じた。
それはさておき、2度目の接種を終えた人(知り合い)が高い確率で発熱があったと聞き、OS-1やゼリー飲料、熱冷まシートを買い込んでから接種に臨んだ。
1度目は全く痛みを感じなかったが、2度目は針を刺す瞬間から痛くて仕方なかった。待機中でもすでに前回のような痛みで、職場に戻るのも大変だった…注射を打ってくれた人が上手じゃなかったからかもしれないが、とにかく痛い。今回は有休を取っておらず、長い一日を過ごした。
翌日、予想通り熱が出た。私は熱が外に出づらく、体の内側に溜まるタイプなので38℃台になるわけではないが、体が熱くて地味にツラい。徐々に関節も痛み始めたが、この痛みがとても強い。ふくらはぎや脛にまで痛みを感じる。この日は母に甘え、ご飯を食べる以外はほぼベッドで過ごした。
ご飯を食べる、と言っても副反応のひとつなのか、前回ワクチンを打って以来食欲がない状態が続いており、買い込んでおいたゼリー飲料とOS-1が活躍した。
腕の状態を見てみると、早くも腫れている。触れてみると熱く熱を持っていた。痛みは前回の方が強いが、今回はかゆみがある。ここにも熱さまシートを貼った。
接種後2日目。
前日にロキソニンを飲んで寝たが、内熱と頭痛は取れない。腕も腫れているし、症状は変わっていない…この日は日曜日なので、教会に参加した。外出した手前、前日のように寝ているわけにもいかず、自宅に戻ってからも普通に過ごしたがツラかった…
余談だが、昨年子宮全摘手術を受けて以来初めてロキソニンを飲んだ。病院から処方されたものではなく、市販のものだったので何となく説明書を読んだところ、こんな記載があった。
「重大な副作用」として「消化管穿孔」としっかり…
当時の私は痛みのあまり、日に5回はロキソニンを飲んでいた。自分でも飲みすぎの自覚はあったが、初診時に看護師さんから「あれは1日3回までしか飲んじゃいけないって知ってますか」と言われたことを思い出す。
退院してから、どうして腸に穴が開くことになったのか度々考えてはいたが、やっぱり痛み止めの飲みすぎが原因だと思う。
乱用と言えるレベルに達するくらい薬が必要になる前に、生理痛で悩んでいる方々には婦人科の受診をお勧めする。
モデルナワクチンに話を戻そう。
週明けの月曜日と火曜日は大事を取って休むことにした。
月曜日、内熱と頭痛、食欲減退、腕の腫れと痛みはほぼ変わらない。休みを取っておいてよかった。仕事をしても集中できる状態ではなかったと思う。火曜日にはいくらかマシになったように感じたが、内熱なのでなかなか下がってくれないのがツラかった。状況が許すなら、内熱になりやすい方は長めに休んで様子を見た方がいい。
2回目の接種でも、食欲減退は長く残る。今日の時点で接種から2週間経っているが、未だにワクチンを受ける前のようには食べられない。そのせいか、疲労感もなかなか消えない状態が続いている。
これから接種を受けられる方は、接種前から体調に気をつけておくといい。疲れた状態で接種を受けると、なかなか副反応が改前しないように思う。接種後もゆっくりと休める環境を作っておくことが望ましい。
全国的に爆発的な感染拡大が続いている今、ワクチンを受けたことは安心できる材料になった。だが、ワクチンを打ったからと言って感染しないということではない。これからも家族を含め感染対策はしっかりと行い、自分を守り、周りの人たちも守ることを心がけたい。