ポルノグラフィティ 晴一さんnoteから 集と個 自閉症スペクトラムと自粛生活

こんにちは、メリッサです!

晴一さんのnoteが更新された。とても嬉しい。
今回の感想はメインの部分ではなく、おまけで書かれていたことについて書いてみたい。

緊急事態宣言が延長されることに絡めて、現在の人間の祖先とネアンデルタール人の違いについて、話は進んでいく。
先住民で、力も強かったネアンデルタール人に勝てたのはなぜか。それは、「集を作る能力」があったからだと。だから現代の我々も集団に帰属する状態に安心感を覚えるもので、集こそが我々の最大の能力、ということが本に書かれていたらしい。

「集を作る能力」

毎回のように言っていることだが、私は自閉症スペクトラム持ちだ。
つまり、晴一さんが読んだ本によると「我々最大の能力」であるこの「集」に著しく欠けている。
逆に「個」でいることが国を挙げて奨励されている今の状態がとても生きやすい

仕事はテレワークにはなっていないけれど、もしそうなったら今よりずっと楽だろう。
何しろ人といるだけでストレスを感じてしまうのだ。一人の空間で仕事が出来たら、と何度願っただろう。それは現在進行形の願いだ。できるならこうして文章を書いて生きていきたい。

晴一さんは言う。
「新たなウイルスは予告もなく現れるから、集を奨励しない空気は続くのではないか」

正直、私は歓迎だ。

人にはそれぞれ合う合わないがあると思う。
人と集うことが苦にならず、必要なら、以前と同じようにそうすればいい。
逆に、自閉症スペクトラムの診断を受けたときに私が言われたように、「人と付き合うことが日常生活に支障を来すくらい」苦手な人も一定数存在する。

新型コロナウイルス後の世界には、そういう人たちのために、「個」でいられる状態も残しておいてほしいと心から思う。

学生だって、勉強はしたいけれど学校が苦手だという人はいるだろう。だから、必ずしも全員が同じ部屋で授業を受ける形ではなく、オンライン授業も取り入れればいい。

社会人だって、1人でリモートワークをした方が生産性のいい人だっているだろう。

「多様性」という言葉が聞かれるようになって久しいが、今のような状態こそ「多様性」について検討する時期なのではないかと思う。

こんなことを言ってはいけないのかもしれないが、とにかく人といることが苦手な私は、正直に言って教会も辛い。
だから、日曜日の礼拝がオンラインで行われている教会をうらやましいと思うことがある。

世の中がこうして変わっていくのを見ながら思ったことがある。
クリスチャンの私は、神様が私のような人間にも生きやすい世界にしてくださっているのではないか、と思っている。

神様は多様性を好まれ、人をそれぞれ異なって創られたと教わっている。それなら、以前の世界の方が不自然だったのではないだろうか。
「新しい生活様式」と言われている今現在の方が、神様が本来意図された世界の形なのではないだろうか。

でも、こんな私でも、晴一さんが最後に書いていることには同意する。

ポルノのライヴには行きたい。

「個」でなければ苦しくてたまらない私でも、ポルノのライヴなら「集」になれる。
自由に、自分でいられる。
誰もそれを否定しないでいてくれる。

だから、矛盾しているが、今のように「個」でいることを奨励する世の中になってほしいと願う一方で、昭仁と晴一が、ステージであの笑顔を見せてくれる日が一日も早く来ることも願っている。

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